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俺らと粉モン食べへん?

第1章 中間淳太





「わ、笑いすぎだよ…」

「いやあ、付き合ってんのに
えらい俺に絡むから軽い女と思っとった」

ごめんごめんと
素直にぶっちゃける中間くん

え、そんなふうに思われてたの!?


だから私のこと拒絶してたってこと!?!?


「さすがに彼氏いたらそんな、
ほかの男にいい顔しないよっ!!」

「せやな、良かった」


1人なにか納得する中間くん。


なんか、でも、誤解とけて良かった。
これで好きになって貰えるチャンス!



「それなら俺がちゃんに
好きやって言うてもええってことやもんな」


視線は合わなくとも、

中間くんがそう言った

数秒して我に返ったのか
頬を真っ赤にする中間くん。


「え、あ、心の声漏れとった…」

「え、それって…」


「好きやってこと!!ずーっと!俺も!」




ほんまはずっと前から好きやったけど、
照史と付き合ってると思って言わへんかった

そうぜんぶ話してくれた中間くん。



「ちゃんも、好きだと言って」




聞きたい、そう微笑んで

私に近づく彼に

「う、え、あの、その…」






ドキドキ戸惑う心臓は、鳴り止まない












end.








連れて来なきゃ良かった。

なんかに会わさんどけば、
淳太を好きになんかならへんかったよな?

が惚れる瞬間を見て、


俺、ああ勝ち目ないやんって
なんか一瞬で悟ってん。


応援したくないのに、

惚れたが負け。

喜ばれんのが嬉しくて、
ついつい協力してしまうねんなあ…


「付き合うことになったよ!」


そんな嬉しそうに笑うから、

俺も「おめでとう!良かったやん!」

なんて、心から思えへんのに
口から言うてもうてるし。



なんで、好きになるのが俺やないねん。




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