• テキストサイズ

俺らと粉モン食べへん?

第4章 重岡大毅





ただ笑うが見たかっただけやった。


落ち込むを見るたびに
やりすぎってぐらいふざけたりして。

淳太くんにもアホやなあって言われたりして。



それでもな、ここまでせえへんとな

俺が壊れてしまいそうやねん




『付き合うことになってん』



身長差がある2人が、

揃って俺の前に現れた。



「…おめでと」



運命やって、思うてたんやけどなあ…


ずっとずーっと、
1ミリも俺なんかうつってなかったな



濵田崇裕ばっかりや。


最後に気持ちにかするぐらいに、

告っとけば何か変わってたかもしらんな…



『しげちゃん?』


俺やなくてええからさ


『ごめんね』



まあ、幸せにしてもらえばええんちゃう



「何にごめんやねん」

『ごめん。ごめんね』

「…っ、ふっ…意味、分からんし…」

『知ってたのにごめんね』



やっぱり言っとけばよかったわ

を後悔させるぐらい、
価値のある言葉になったと思うしな。















end.





何度も伝えようと決意した気持ちさえ、

君の前では簡単に消え失せて。


笑って幸せそうに言う君を見て気づいたんや




笑顔にさせるのは、

最初から俺の役目やなかったんやって。







/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp