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俺らと粉モン食べへん?

第3章 桐山照史






会社の同期会だと言って、
飲み会の招集をかけられた俺達。



残業が思いのほか、かかってしまい

遅れて店に入れば
既に盛り上がってる空気感。




「おお〜!照史照史!」

「すまん!部長に捕まっとった…」


「はよ座れ〜お前の分や!」

「そんな食わんわアホ」




今年の同期は仲がいい。


仲良すぎるからよく飲み会開くし
プライベートで遊んだりする。



その中にはもちろん女の子もおるわけで



「、飲んどる?」

『…』

「おい。聞こえてますかぁー!」


『…うわ!照史くん!?』



携帯とにらめっこ。

はガチで気づいてなかったらしく
俺を見るなり目を見開いて驚いてた。



「なに見とんの」

『な、なんでもないよ』



なにか食べる?と話をそらされた。


これとか美味しいよと笑いながら
料理を指す。



なんでもなくない時のは、


結構よく笑う。





「なんや、フラれたんか」


そう言うとは
メニュー表をぎゅっと握りしめる


『…関係ないじゃん。ほっといてよ』




堪えた涙を必死に止めて、

すいませーん!と店員を呼んだ。











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