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俺らと粉モン食べへん?

第3章 桐山照史





ま、まあまあ!な!


100万歩譲ったとしてもやで?!

流星と2人っきりなんて
とんでもない事やと思わへん?

俺はめちゃくちゃ思うけどな!



「照史〜。もう許したり〜」

「いーや、許したらん!」


流星は確かにめちゃくちゃイケメンや。


ぼーっとしとるのに、
放っとくと女の子に囲まれるし。

何気にモテる要素満載やって思うで!


とんでもない天然やけどな!!


でも、やからってさ、
俺の彼女に手出すか!?


「誤解かもしれんやろ?
大体、本人にちゃんと聞いたん?」

「聞けてへんからイライラしてんねん」


悔しいが、ここ1週間ほど。

からのメールや電話は
1度も、まっったく無い!!!


なんなんこれは!!


え、俺捨てられたん…もしかして…


え。嘘や。
信じひんぞ!?

「えらい妄想しとるとこ悪いけど」


「なんっやねん淳太!!!」
「ちゃんが来てるで」



ほら、と指を指す。


その先にはニコニコと微笑み、
照史くん〜と手を振るの姿。


「なんや、行かへんの?」

「俺はそんな都合の良い男とちゃうねん」


可愛いけど騙されへん。

どうせ俺のことは、
遊び程度ってことなんやろ…


「あほやなあ、お前」
「あほちゃうわ!」

『照史くん?』


「俺はいま考え事で忙しいねん!」

「アホな言い訳すんなや」







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