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俺らと粉モン食べへん?

第2章 濵田崇裕




ずっと見てきた。


そして6人とも長く付き合ってきた。
もちろん、だってそう。


せやからそれぞれに対しての付き合い方とか
話し方や接し方なんか見てたら分かる。




「俺ってさ、あいつにとって頼れる人とか
大事な人なんてよう言うけど。それって
つまりは俺なんかお兄ちゃんってことやんかぁ?」


「うーん、そうか?」

「女の子がときめく瞬間見たことある?
もうな、信じられへんぐらい可愛ええで」

「はまちゃんが言うと気色悪い…」
「うっさ!ええやん!俺が言うたってー!」




初めてアイツとが会ったとき、


は信じられへんぐらい照れた顔して
『どないしよ、えっと、なんて言えばいい!?』

なんてアタフタしてて可愛かったなあ。



元々人見知りなが一生懸命アイツに
話しかけに行くのを見たらすぐ分かった


惚れたんやなって。


せやから隠していくつもりやった


気持ちなんていつかは冷める、
すぐ幼なじみに戻れるやんって思ってた


だから平気なつもりやった。


このバーベキューやって、楽しめるって。



「…それでも俺は、言うてしもたんや」



言うつもりはなくたって、

その気はあった。
"あわよくば"な気持ちがあった。




だけどあの2人を見てたらもうおしまいやん、


そうやろ照史。





「…慰めに飲みに連れてったるわはまちゃん」

「やめえや、余計に惨めやわ!」
「はは、そう言うなよ〜」



「はまちゃんはまちゃん!
そろそろ線香花火しよーや!照史も!」



ニコニコるんるんでやって来た望が
手には俺らのと望の分の線香花火



「せやな、しよっか」













end.






「、勝負しようや」
『なにかけるん?』
「負けてから決めんねん!」
『負けへんから別になんでもええけどー!』
「よう言うたわ、覚えとけよ!!」



俺の告白もなかったことに出来るぐらい、

2人だけの空間を見ていたら
やっぱり来るんやなかったなあって後悔して


そんな後悔をするはめになったのも
自分のせいやんかと笑った








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