第4章 スカウト!スイーツパティシエ
そして早速3-Aの教室へ向かい、自分が教室のドアを開けた。
「失礼します...2年のですが_....」
という自分の声を遮って、
天祥院「くん!やっと生徒会に入る覚悟を決めてくれたんだね!」
と、会長の声がした。
「え、あ、違っ...」
天祥院「本当はfineに入ってもらいたかったんだけどね...
それでも同じ部活だし、生徒会にまで入ってくれるなんて嬉しいよ。」
会長はこんなにも元気なら入院する必要なんてないんじゃ...なんて
思うけどそんな事よりも今は否定しなければならない。
「か、会長...今日はですね、ちょっと泉さんに用がありまして、
生徒会に入ると決めたわけでは...」
そう言うと会長は自分の顔の横に手をついて、いわゆる壁ドン状態となった。
天祥院「なんだって?まだ決心してないの?僕は君の能力を高く評価している
んだけどなぁ...。まあ返事はいつでもいいけどね。それよりも僕の事も
名前で読んでくれると嬉しいんだけどなぁ?」
ニコニコと笑顔で言う会長は、いつにも増して威圧感がすごい...
ていうか嵐ちゃんと司くん!見てないで助けろよ!?