第3章 学校が破壊
中も至っては普通な感じで鈴華と世造に至っては周りを見渡している。
そんな中、カオルは入り口から入ったら直ぐ目の前にあるカウンターに居た女の人に何やら話しかけ鈴華達に着いてくるように目で訴えた。
そして、鈴華達はカオルに黙って着いていく。途中でエレベーターに乗り、全部で10階在る内の4階のボタンを押して上に上って行き、降りた後ズラッと並んだ左右合わせて10部屋くらいに唖然とする鈴華。
カオルは平然と其処を歩いていき、右を曲がり端から順に数えていくと三部屋目にドアをノックする。ドアには、るきあと書かれた名前が在る。
「開いている、どうせカオルだろう?入って良いぞ」
ドアの中から女性の声がする。
「失礼する」
と言ってカオルは入っていくのに続いてフラフラ彷徨ってる世造の手を引っ張り鈴華も入った。
「あれ?ここじゃ見ない顔だけど誰だ?其れと……そっちは殺人鬼なのか」
秀麗な顔立ちで、黒髪ロングの眼鏡をかけた女性が警戒した顔でカオルの後ろに居る鈴華達へと目を向けている。
「此奴は、茂木と言う。今日転校した高校の同級生だ、こっちは狂無奇と言ったか……此奴は殺人鬼では無い。何よりも証拠が武器を出せるという点か…後此奴の目は生まれつきらしい」
「そう、……私はるきあだ、宜しく。呼び方はるきあと呼び捨てで構わない」
微笑んで鈴華達に言った。
「私は、茂木鈴華です。此方も呼び捨てで構いません」
「私は、狂無奇世造だよ~。呼び方は何でもいいよ~」
「そうか。で、カオルとその子達は何しに此処に来たの?」
るきあは鈴華達から警戒を解いて、カオルに目を移した。
「其れを今から話す、序でにお前らにもだ」
「なら、其処に突っ立てないで座ったらどうだ?どうせ長く話すことに為るだろう?違うか?」
カオルたちに部屋に在った向かい合わせになったソファ―に座るようにるきあは施し、るきあはお茶を入れる。
「で、話って言うのはなんだ?」
るきあは入れたお茶を鈴華達に渡し、本題に入る。
「嗚呼、実は此処にいる茂木が能力を持っていた。だが、能力については不明でその力は奴ら殺人鬼を滅ぼしうる物を持って居る」
「えっ、待って!どういう事なの!?」
「話の途中だ。今は黙って聞いてろ」
「で、其の能力は何という名なのだ?」
るきあはカオルに質問した。
「覇折れの刃」
![](/image/skin/separater7.gif)