第17章 ありがとう
楽屋
「はい。とりあえず座んなさいよ。あと水でも飲んだら?息止まってたでしょ」
確かに
今はもう喉がカラカラでどうしようもない
ソファに座ってもらったペットボトルをごくごくと飲む
「…ンフフ」
「か、、和さん…あの。」
「ん〜?なに?」
「あの、、あんまり見ないで」
顔が熱くなる
思わず両頬を押さえてしまう
「無理よ。わかってるでしょ?俺の性格」
頬杖ついてにやにやし出す和さんから視線を外す
幸い他のメンバーの方々は関係者のご挨拶でいらっしゃらなくて
今は和さんと2人だけ
「でもなぁー。聞きたいなあー。なんで今まで来なかったのか」
「え、でも和さん分かったって」
「えー?でも合ってるかはわからないじゃない」
「いや。、でも、、あの、」
しどろもどろしてしまう
そんな時に