第15章 浮気撲滅の会
それは俺と由梨が
呼び方が親しくなるくらいになった頃の話
「あ、由梨おつかれー。今日飯食いに行くだろ?なんだっけ?その後行きたいって言ってたとこ」
今日はよくある特番の生放送で
雪乃さんもでるこの番組にFlowerも出演予定
廊下で見かけた親友に声をかけた
「うん!夜パフェ!和さんこの後も仕事あるみたいなの。近くにあるみたいだからどうしても行ってみたくて!」
嵐さんも出演予定なのだが和さんはこの後まだ仕事がある様子で2人で行くことになってる
「いーよ。…つかもうあんまり気になんなくなったんだな。2人で出掛けんの」
俺は全然平気なのにいつも由梨は2人で出かける事を気にしてて
別になんもやましい事はしてないし俺自身そんな感情もない
前に和さんにその話をしたら、しょーがないのよ。未だに俺にも気つかってるしね。と
なんだかそんな事も楽しんでいるかの様に笑って言われた
「うーん。やっぱり気になるけど。でももうたいちゃんとは何度も撮られてるし。和さんも色んなところで私達の話してるみたいで」
もうたいちゃんはいいかなって。と繋げて言う由梨になんだか嬉しくなった
これでもうちょっと遊びに誘ってもいいかなって
和さん抜きにしても由梨といる時間は結構楽しくて
波長があうのかな
人には言えない悩みなんかも言えちゃうんだよな
「そうか?んなら日中も遊び行けんじゃん。色々幅広がんなー。楽しみ増えたわ」
頭に手をのせてぽんぽんとすると、楽しみ!じゃあ頑張ってね!と乗せてた手を掴み無理矢理ハイタッチして手を振って去ってく由梨に手を振りかえした