• テキストサイズ

2人の距離〜サブストーリー〜

第14章 ひっそり育む愛










ガチャ

「ただいまです」

秋ちゃんと晩酌しながらゲームをしていると由梨が帰ってきた

「おー。お帰り。飯まだ?食ってきた?」
すぐさま由梨の器と酒を用意しに行く秋ちゃんはもうなんて言ったら良いんだろうね


出来た旦那だよまったく


「ありがとう。お腹ぺこぺこだよ」
眉尻を下げてそう言う由梨をじっと見つめると


軽く目を泳がせてるような




これは…




「フフッ」

ただいまの言い方?テンションも何となく違った気がして
見つめてみたけど


今日の面白い感じは多分





「ん?どうしました?」
由梨の晩酌セットを持ってきた秋ちゃんにニヤニヤしてるところを見られて



「フフッ。…なんでもない」
クイっと酒を一口煽り、ゲームを再開した




















「んー!美味しい!これ」

シャワーを急いで浴びて来た由梨はまだ髪を乾かしてて


それでもお腹が空いてそうだからと秋ちゃんが由梨の口に放り込んでいた


「だろ?我ながら大成功だわ」
褒められて鼻を鳴らしてニコニコ笑い合うこの2人を横目に何となくスマホを弄りながらちびちびと酒を飲んでいた


「髪乾いたかな?」
どれどれ。と由梨の髪を触って確認する秋ちゃん

「うん。乾いてる。ほら、これ片付けてやるから和さんの隣座って飯食いなよ」


さらっとドライヤーを奪い取り片付けに行く秋ちゃんに、ありがとう。と言いながら由梨は俺の隣に座った







「…ンフフ」




思わず笑ってしまうのは

由梨が微妙な距離をとって座るから
/ 104ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp