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2人の距離〜サブストーリー〜

第7章 偶然のお買い物





「本当にすみません。お手数をおかけします。」

後部座席から鏡越しに謝る。

相葉さんは車で来ていた為今こうして私のおっちょこちょいに付き合ってくれている


「いや。全然良いんだけど。…んハハッ。やっぱごめん。面白すぎる」
肩を震わせてそう言う相葉さんは多分爆笑中

もう、笑われなれている私はただただ申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。



「でさ。その感じだと良くあるの?そういうの。」
まだ笑いが治らないのかフフッと笑いながら言われ、はい。実は。と言う



本当にこれは良くある事で。

そして良く和さんに笑われている。



ふぅ。と溜息をつき一応和さんに相葉さんに助けてもらった事をメールすると、わかった。と直ぐに返事が来た


スーパーからは車だとそれ程遠くはないのであっという間にマンションの前まで着いた




「あ、いたいた。」
何故か嬉しそうに指を指しながら言うので指した先を見ると和さんがいた

路肩に車を寄せると和さんが後部座席のドアを開けて、お疲れ様。と言う

「おぅ。お疲れニノ。さっきぶり」
笑いながらそう言う相葉さんに、全くだよ。と言うので、すみません。と謝る。

そして私を見て、クフフッと吹き出した


「由梨は本当に。…相葉さん。迷惑かけましたね。」
いーよいーよ。と言いつつ和さんと一緒に笑い出す相葉さん


「というか。聞いてはいたけどさ、仕事とのギャップがあり過ぎて…」

これも良く言われる事で、仕事中はテキパキ動くし無駄がないらしいけどプライベートになるといつもこんな感じ

和さんは笑いながらも私の買ったスーパーの袋二つを持ってくれ私もキャリーケースを持ちながら降りる


「相葉さん。本当にありがとうございます。今度お礼します!」
しっかり頭を下げてそう言うと、いーよ。気にしなくて。面白いもの見れたし。と手を振り軽くクラクションを鳴らして走り去った。



部屋に入りスーパーの袋を物色しながら今日のメニューを推理している和さん



「それにしても。ついにバレちゃったね。由梨のおっちょこちょい。相葉さんに。」

袋の中身を一生懸命片している時にそんな事を言い出す和さん。

物凄くニヤニヤしている。





そしてその後は散々弄られた挙句、相葉さんにもネタにされる運命




fin
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