第17章 ありがとう
「あれ、、。あの曲…」
そこまで言って思わず止まってしまうと
グラスを奪われてテーブルに置かれた
そして和さんのもそうしてて
手を絡まる様に握られる
「多分ね……それは想像通りだよ。由梨の。、、、ちょっと待ってて」
そう言って立ち上がってパソコンを取ってくる和さん
「この曲ね。タイトルが暗号……ほどではないんだけど。こう言う意味で」
それから曲について説明してくれて
思わず涙目に
「まぁ、、家族に向けてって事なんだよね。感謝してるよ。いつも。貴女が居てくれるから毎日楽しいのよ」
パソコンを閉じてソファの隅に追いやって
いつの間にか流れてた涙を親指で拭ってくれた
「和さん。
ありがとうございます。
大好きです」
拭ってくれた手に触れながらそう言うと
「フフッ。
はい。ありがとう」
照れくさそうにしてて
思わず抱きつく
「あら?もう平気なの?」
優しく抱きしめ返してくれる和さん
「フフッ。…それよりもくっ付きたいが勝っちゃいました」
そう言ったら抱きしめる力を強くされて
そっと
キスを一つ