第3章 坂田銀時:結婚記念日(甘裏)完結
そっとの耳に髪をかけそのまま流れるように頬へ手を添える
「…」
俺はの気持ちを確かめるように目を見つめた
恥ずかしそうに震えるまつ毛を伏せた彼女へ俺は唇を重ねる
ふわりと優しく触れるだけのキス
唇が掠る距離でそのまま囁く
「…いい?」
「…うん」
許可を得て嬉しさを隠せず今度は勢いよく唇を重ねた
「んっ」
抱きしめた腕の中では縋り付いてくる
愛おしくてたまらない
このまま抱き殺してしまうのではないかと思うほどだ
優しく、優しく、触れるためにも必死で堪える
「……はっ、ふぅっんっ……」
柔らかく湿った隙間から舌で割り侵入した
応えるように舌を絡ませてくれる
くちゅくちゅと濡れた音が二人の唇から溢れ
じわじわと追い詰めるように快感を与える
潜り込ませた舌から腰へと刺激が伝わり、ゾクゾクと背中へ痺れが走り下半身を膨らませていく
「んっ…んんっ」
とても気持ちの良さそうなの顔がある
さらに身体を密着させるよう腕を背中へ回した
舌と舌を絡ませ歯列をなぞりあげる
唇と舌からの快感で脳内が溶けそうだ
蕩けきった表情で俺を見つめてくる
丁寧にキスをしたおかげでいつも以上に敏感になり、欲しくて堪らないようだ