第3章 坂田銀時:結婚記念日(甘裏)完結
いつもよりも丁寧に、だが確実にを快楽へと追い詰める
「んんっ」
鼻から抜ける声もそろそろ耐えられないといった様子だ
暖かく柔らかな両の乳房を寄せ、突起しつつある頂を口に含む
交互に何度も舐め回したそこは唾液で光っている
チュウッ
「ふぅん…!」
少し強めに吸い上げた
背を反り唇へ乳房を押し当ててきた姿は、もっととせがんでいるかのようだ
それに応えるかのように片方の頂をきゅっとつまみつつ、先程より硬さを増したそこをたっぷりと舐め転がしてやる
「あぁっ」
ひときわキツく吸い上げられ我慢していた声が漏れる
胸を堪能していた手を腹部へとずらし、なめらかに滑る肌の感触を味わう
少しずつ顔を下へ下へと移動しながら柔肌のあちこちへとキスを落とす
今日のは全身で感じ、受け止めてくれている
その姿がいつも以上に愛おしい
普段は痕を残そうとすると抵抗されるため、
諦めていた赤い花を小さく残していく
たまにしてくれる膝枕で感じる気持ちの良い太腿を撫でたあと、指を茂みと滑らせる
くちゅん、と潤った音が鳴る
いつも以上にトロトロに溶けきっていることが自身でも気づいたのだろう
恥ずかしさからか枕に顔を埋めてしまったに苦笑いする
「…」
名を呼んでもこちらを見ない
「枕じゃなくて…俺を見ろ」
そろりと枕から顔を離してようやくこちらを見た
頬を赤く染め困ったように眉を下げている
「だって…今日の銀時……」
「…なに、俺が」
聞いておきながら答えを待たず太腿の内側にチュッとキスをする
「んっ」
「俺が、なんなの」
啄むように何度もキスし、時折舌先で舐めつつ秘部へ顔を近づける
「やぁ…」
「それじゃわかんねぇだろ…」
愛撫を止めず視線をへ向ける
与えられる快感に反応し続けながら小さく答える
「…んっ…きょ、いじ…わる」
「いじわる?…こんな感じてんのに?」
「ああ………っ」
話しながら膝裏を持ち上げて茂みの奥へと顔を押し付け女の香りを深く吸い込む
興奮するその香りに誘われるように舌を伸ばしべろりと舐めた