第3章 坂田銀時:結婚記念日(甘裏)完結
「だって…飲みすぎたし…たくさん食べたし」
「もしかして気にしてる?」
そう言ってのお腹を旅館浴衣の上から軽く突く
勢い良く背を向けてお腹を隠す
どうやら正解のようだ
「なんで?全然出てないじゃん。そもそも銀さん、気にしないよ?」
「私が気にするのっ」
お腹を隠すかのように丸くなる彼女を背中から抱き締める
お酒のせいか、体温が少し高い
浴衣一枚のみだと柔らかさがわかりやすい
気持ちいい
すぐその気になってしまう
「の全部、俺のモンだから。嫌って言っても無理」
「っ」
耳元にさっきとは違う低いトーンでそう言ってやる
そろそろと彼女はキュッと俺の袖を握った
観念したと解釈した俺は脱がしにかかる
「待って」
「無理」
「お風呂は一緒に入るからっ」
だから約束して…と彼女が言った言葉に
落胆を隠せなかった
「お風呂は入るっ!けど、エッチはしないからっ!するなら入らないっ」
「そんなァァァァァ」
究極の選択を迫られた
俺は
男のロマン
夜景をバックにの裸と露天風呂
を選んだ
だって!!めったに味わえないんだもの!!