第1章 坂田銀時:俺だけを(ギャグ甘裏)完結
えええええーーー!!!!
ちゃーん!!
嘘ー!そんな、そんな風に思ってくれたなんて!
て、やべえ!
急いですぐに追いかけた
着物で草履のがいくら思いきり走ったところで、ブーツに男の俺ならあっという間に追い付く
「って、どこーーーーーっ!?」
速えぇーし!もう居ないし!
あいつ見かけによらずめちゃくちゃ足速いんじゃねぇか!
辺りを見回し町中を走って走って探し回ったが見つからなかった
「はあ…はあ…あああ〜」
汗だくになり肩で息をしながらしゃがみ込んだ
ダセー
最悪だぁ
絶対嫌われたよなぁ
「家に帰ってんのかもしんねぇな…」
嫌われたかもしれねぇ
でもとにかくきちんと謝りたい
マダオな俺なんかのために真剣に心配してくれた
ありがとうも言いてぇ
それだけでも伝えて…
そのあとは潔く神楽に殺されに帰ろう
地面を見つめしゃがんでいた俺は「よし!」と一人掛け声を上げてまた走り出した