第1章 坂田銀時:俺だけを(ギャグ甘裏)完結
「ちょっとこれ外のごみ捨て場に捨ててくるわ」
こんなもん部屋のゴミ箱に入れておきたくないだろ?
と言わんばかりにプラプラとビニール袋を見せつけた
「うん、うん!ありがとおぉ」
「じゃ、ちょっくら出てくるわ」
「はい、お願いしますありがとうございます」
何か拝むような仕草で俺を部屋からは見送っていた
「あー…ヤバかったぁ…」
なんとか耐えたー
俺偉い!頑張った!
外にあるアパート横の専用コンテナ型ゴミ箱へポイッとビニール袋を捨てた
外の空気を何度か大きく吸って吐いて深呼吸し落ち着きを完全に取り戻し階段を登って部屋へと戻る
「おかえりなさいませ、ありがとうございます、銀時様」
雲柄の可愛い絨毯に頭をガッツリとこすりつけ土下座状態のが居た
「ぷっ…何してんだー、ほら。飲むぞ」
「はい、銀時様…お注ぎ致します」
さっきまでいたところにドカッと座りなおした俺の横にきちんと正座してグラスにビールを注いでくれる
「なんなの、もぉー!普通にしろよ」
「だって本当に助かったんだもん…ありがとう。銀さん。銀さん居なかったら…」
「わかったわかった。どういたしましてー。はい、これでおしまい!Gの事いつまでも考えてたら酒がまずくなっちまうだろ?」
「うん、だね。よし、気を取り直して飲もう!」
「「カンパーーイ!!」」
だいぶ遅れたがようやく俺達の飲み会が始まった