第1章 坂田銀時:俺だけを(ギャグ甘裏)完結
何か話したほうがいいのかわからず黙っているとから切り出した
「さっきの…気にしないでね。土方さんあんな言い方してたけど銀さんのせいじゃないから。私が勝手に先帰って…そもそもその前から付けられてたんだし」
「でもあん時俺がすぐ追いついてたら取っ捕まえて今日怖い思いさせることもなかったんじゃねぇか?やっぱ俺が…」
「違う!そんな!銀さんのせいじゃない!…こうなると思ったから…だから」
泣きそうな顔でミルクティーを見つめる
「そうやって、銀さんのことだから責任感じてしまうと思ったから…だから土方さん達には黙っててもらったのに…」
「気ぃ使わせてたんだな。あの日の後何度も店行ったけど元気な見てなんにも気づかなかったわ…最悪だな…俺」
「気づかれたら困るよ!わからないようにしたんだから!だからそれでいいの!そうしたかったの」
「土方くんは被害届出してからずっと?」
「うん、ずっとというか。なるべく面識ある男のほうが安心するだろうから俺がって土方さんは言ってくれてたんだけど、実質そんな暇なわけなくて真選組の人が色々交代で陰から見守ってくれてた感じ…現行犯じゃないと捕まえることが難しいからって」
「なるほどね…それでそろそろだろうってあの二人が見廻り装ってこの辺に居たんだな」
「たぶん…そうなんだと思う…思います」
「え?なんで急に敬語に戻んの?」
「あ、あの。なんか自分の部屋にいるから勝手に親近感わいちゃって…その…さっき銀さんが面白くて…あれ?なんでタメ口きいちゃってんだろ私…すいません」
「銀さん敬語よりそっちのがいいんだけど」
「でも、なんか…なんというか。いいんですか?」
「距離感が半端ないなーってずっと思ってたんだよ。意外と傷つくんだよ、必要以上に敬語使われるの」
「え?嘘!ごめんなさい!そんな傷つけるとかそんなつもりなくて!」
「じゃあさ、俺も責任感じてションボリするのやめるからもごめんなさいって思うのやめて普通に喋ってくんない?ダメ?」
この雰囲気を変えることが出来そうなチャンスを見つけた俺の提案に少しモジモジしながら
「はい…あ、うん。わかり…わかった」
「お、いい感じ!」
なんでこの人こんなことで喜んでるんだろうと不思議そうに首を傾げて俺を見つめていた