• テキストサイズ

銀魂の短編集!2

第11章 《裏》好きなんですけど【斉藤終】


奥の部屋に入ると、縁側でドーナッツを食べている信女ちゃんを発見した。
襖を開けた音でこちらに気付いた信女ちゃんは、
私を縁側に促した。

信女「久しぶり…ね夏希」


夏希「信女ちゃん、久しぶり。」
私はニコッと笑った。
すると、信女ちゃんは私にドーナッツをくれた。


夏希「え、いいの?ありがとう!」

そう言ってかぶり付く。


信女「…夏希って、恋はしてる?」
信女ちゃんはズバッと聞いてきた。


夏希「んー…。してる、かなぁ。」


信女「…そう。どんな感じなの?恋って。」


夏希「一見楽しそうに見えるけど、
ほんとはずっと苦しい。」


信女「そう…。夏希が好きなのって、新選組の無口な男…?」


夏希「えっ」
図星だった。
信女ちゃん分かったの…ね。
さすがだわ。うん。

夏希「そうだよ、私、終兄さんが好き。でも、向こうは気付いてないんだよねー…。」


信女「……でも、夏希は好きなの?」

夏希「ー…うん、例え向こうに嫌われてても、好きなまんまになっちゃう…。だって、好きだから…。」


信女「……でも夏希は、愛されてると思うけど……」


夏希「え?」


信女「なんでもない…。」



信女ちゃん、なんて言ったんだろ…?
/ 205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp