第9章 《裏》大好きな…【吉田松陽】
松下村塾に着くと、まず松陽に名前を聞かれた。
松陽「まだ、君の名前を聞いていませんでしたね。」
夏希「夏希…です。松陽…先生」
松陽「おや、敬語を使ってくれるんですか、ありがとう、夏希。」
松陽は優しく笑った。
松陽「ほら、じゃあ銀時も夏希に自己紹介してあげてください。」
銀時「ちっ、めんどくせーな。
…銀時だ。今から俺と勝負しろ。」
夏希「勝負?」
銀時「あぁ。一騎討ちだ。」
と言って銀時は道場を指差した。
夏希「なんで、私が?」
銀時「さっきのお前、凄かったからな。一応実力を見ておきたい。」
夏希「生意気なのに、考えはしっかりあるのね。」
銀時「生意気とか言うな!
ほら、早く行くぞ!」
こうして私達は道場へ向かった。