第8章 《裏》幼なじみの貴方【沖田総悟】
夏希「そっ…」
総悟かと思って振り向くと…。
銀「そいつから離れろつってんだよ。」
銀さんだった。
ナンパ1「ちっ、行こーぜ。」
夏希「なんで銀さんなんですか、ていうかなんで銀さんがここに?」
銀「助けてやったのにひでー言い様だな。散歩だよ散歩。」
夏希「…そうですか。」
銀「ったくそっけねぇな。
んだ?総一郎君とデートか?」
夏希「デートじゃありません。」
銀「キッパリ言うなぁ。」
夏希「例え私がその気でも…。
向こうは…。」
そこまでいうと、
銀さんが私の頭を撫でた。
銀「そーかい。もう言うな。」
夏希「…嬉しくないです。」
銀「お?照れてんのか?」
とにやにや笑う銀さんを蹴りあげた。
銀「いってぇ!なにすんだよ!」
夏希「浮かれないでください。私は総悟を待ってるんで。」
銀「あーそーかいそーかい。いいねぇ仲良しで。」
夏希「……。」
銀「あ、今度ファミレスに新しいパフェ発売するってよ。」
夏希「!!」
銀「すっげー笑顔…。」
夏希「ぱ、ぱふぇ…!!」
銀「…今度連れてってやるよ。」
夏希「え!いいんですか!!」
銀「あぁ。いいぜ。」
こういう時だけ頼りになるなぁ、銀さん。
銀「まぁ、楽しみにしとけ。」
夏希「はい!」
そう話していると。
総「おい、さすがに旦那でも許しやせんぜ。」