第6章 《裏》私の侍【志村新八】
それからと言うもの、私は人が変わったように過ごす事ができた。
お妙さんはキャバクラで働いているので夜はおらず、
逆に昼間は新八君が仕事でいないので昼間はいない。
だけど、二人はとても優しい。
だから、私はとても幸せだった。
今日は、昼間から二人とも出掛けてしまい、
私は一人家でまったりしていた。
だが、暇すぎるので、そこら辺をざっと散歩することにした。
夏希「今日はあったかいなぁー…。」
もう、二度と天人とは関わりたくない。いや、関わることは無いだろうと思っていたのだが、
やはり、そうは行かなかった。
天人1「オイそこのお嬢ちゃん、金目のもん寄越しな!」
夏希「断るわ。」
天人2「なんだと…!?じゃあ、力ずくで奪うのみだ!」
そう言って天人二人は私に襲いかかってきた。
だが、私は戦えない訳じゃない。
むしろ、天人に捕らわれていたとき、
みっちり刀を教わった次第だ。
ーーこんなところで役立つなんて、ね…
そう思いながら私は襲いかかってきた天人を返り討ちにする。
天人1「ぎゃあっ!」
天人2「くそ、やるなっ…!」
?「ー…ほう、貴様、よくやるな。」
後ろを振り返ろうとしたとき、
私の意識は途絶えた。