第3章 《裏》好きなんかじゃない。【阿伏兎】
夏希「…私の話聞いてたの?」
阿「あぁ。無所属なんだろ?じゃあ来い。」
夏希「行く権利なんて無い。」
阿「いいや、お前は来てくれる。」
夏希「…なぜ?」
阿「この敵を協力して倒すからな。」
阿伏兎が顎で指す場所を見ると、
天人が何十人かこぞっていた。
阿「さぁて、どうする?」
夏希「…仕方ないわ、協力してあげる。」
阿「そうこなくっちゃな!」
そう話すと、
私達は同時に殴り掛かった。
夏希「邪魔よ。」
愛用している傘で銃を乱射した後、
傘を振り回して攻撃する。
後ろからの攻撃が無い。
くるりと後ろを向くと、
阿伏兎が敵を薙ぎ倒していったからだ。
夏希「へぇ…強いのね。見直した。」
阿伏兎「そりゃありがてぇ話だ。」
そして、私達は残りの敵を倒した。