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銀魂の短編集!2

第3章 《裏》好きなんかじゃない。【阿伏兎】


私は夜兎だ。
だが、春雨などという連中とは関わっていない。


だから私は、無所属な夜兎なのだ。


今日も気ままに歩いて旅をする。


だが、ある日春雨と契約する事になるとはー…。




夏希「ふぁぁ…眠い。」

ここは烙陽。
夜兎の溜まり場でもあり、
私の友達の故郷だ。

友達と言っても、
五歳以上下の女の子だが。

何も変わっていない此処に安堵する。


だが、直後。


?「ん?こんなところに別嬪さんがいるぞ?」

後ろを向くと、
格好からして春雨の奴がいた。


夏希「…誰、貴方。」


阿「おっと、まだ名乗っちゃいなかったなぁ。
俺は阿伏兎だ。」


夏希「阿伏兎…」

阿「あぁ。ん?お前さん、春雨でもなけりゃ他の奴でもねぇなぁ。」


夏希「えぇ。
どこにも所属してないし、する気も無いわ。」


阿「じゃあ、俺達と来い。」



……はい?
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