第20章 《裏》それどころじゃない【沖田総悟】
家に帰り、私は布団にくるまり泣いていた。
そんなに私は魅力もなく、
可愛げも無かったのだろうか…。
もう、おしまいなのかな??
総悟「夏希、入りますぜぃ。」
夏希「……そう、ご」
総悟「夏希、なんで泣いたんですかぃ。」
夏希「だって、だって…。」
総悟「ちゃんと言ってくれないと、分かんないままなんでぃ。」
夏希「…。総悟が、何も、いってくれなかったから…。」
総悟「!その服についてですかぃ?」
夏希「うん、だから、似合ってないんだって思ったら、泣いちゃって…。」
そこまで言うと、
総悟は頭を撫でてくれた。
総悟「その、悪かった。可愛すぎて、直視できなかった。」
夏希「……!!ありがと……!」
わたしは総悟に抱きついた。
総悟「あんた、自分が今なにしてんのかわかってんの?」
夏希「え?」
総悟「今、お前はそんな露出した服で俺に寄り添ってんだ。そしたら、俺はどうなる?」
そう言って、総悟は私の手を総悟自身にあてた。
夏希「えー…」
固く、なっていた。
総悟「煽ったお前が悪いんですぜ?夏希…。」