第19章 《裏》甘党と甘党【坂田銀時】
私は、報告に行こうと副長の部屋に向かったのだが。
沖田「あれ?夏希じゃないですかい。」
夏希「総悟!!」
沖田「土方コノヤローからは話聞いてますぜぃ」
夏希「じゃあ、戦ってくれる?」
沖田「もちろんですぜ。夏希。」
そして、また道場に向かった。
道場に入ると同時に総悟は私に攻撃してきた。
なんとか木刀で防御はしたものの、
体制は崩れてしまった。
夏希「ふ、かくっ…!!」
私はすぐ体制を整え、総悟の木刀を弾き飛ばそうとした…
でも、弾き飛ばされたのは私の木刀。
そして、足元をパシッと打たれ、
私はしりもちをついてしまった。
沖田「勝敗は…決まったようですねぃ?」
夏希「悔しいけど…負けちゃった!」
すると、総悟はひょいと立たせてくれた。
沖田「また、やりやしょう。」
夏希「もちろんだよ、総悟!!」
私は総悟と部屋を出た。
そして、今度こそ十四郎の部屋に入った。
夏希「十四郎~。」
土方「ん?どうした夏希。」
夏希「近藤さんには勝てたけど、総悟には負けちゃった!」
土方「ほぉ?よくやったじゃねぇか。」
夏希「そ?ありがと!!」
土方「そろそろ日も暮れる。帰れ。」
夏希「は~い!!」
その日、家に戻って体重計に乗ると、
ちゃんと3キロ減っていた。
夏希「十四郎…!ありがとう!!」