第16章 《裏》大嫌いの反対【服部全蔵】
着いたのは、スナック竜宮城。
もと乙姫のママが働いているのだ。
乙姫「あら、いらっしゃい」
夏希「久しぶりぃ。乙姫様ぁ」
土方「よぉ。元気か?」
乙姫「へぇ、珍しいコンビだねぇ。」
夏希「よく言われるわ。」
私はクスッと笑った。
土方「今日は貸し切りか?」
夏希「そうじゃないみたいよ?
あそこに、ゴリラとお姉さんがデートしてる。」
土方「え」
向こうを見ると、
十四郎は唖然としていた。
土方「はぁ。会いたくねぇな。」
ゴリラ「ぉぉ!トシ!」
夏希「…誰?十四郎。」
土方「新選組局長だ。」
夏希「え、マジ。」
この人が有名のストーカーか。
じゃあ隣の人は…。
妙「ふふ、土方さん。そちらの女性は?」
夏希「どうも。土方十四郎とは腐れ縁の夏希です。」
妙「あら、そうなの?
私はゴリラストーカーの被害者の志村妙よ。よろしくね。」
この人が有名のストーカーの被害者か。