第15章 《裏》無茶しないで【山崎退】
私は、なるべく隠密に奴等を追いかけ、バレずにアジトまできた。
途中でGPSを捨ててきたからきっと分かる。
それまでに食い止めなきゃー…!!
私は、そっと中に入った。
夏希「……なに、ここ…。」
私は、部屋の中をそっと覗くと、
驚愕に震えてしまった。
そこには、
たくさんの天人がうろついていた。
夏希「攘夷浪士は、天人と繋がっていたの…?」
すると、後ろから拳銃の音がした。
敵1「こんなところで、なんの仕事かな?」
夏希「くそッー…バレたか!!」
私は素早く剣を抜いた。
私の剣は双剣で、
素早く動ける。
夏希「新選組監察隊、参る!」
私は走り出した。
いろんな天人や攘夷浪士が斬られていく。
斬れば斬るほど私は返り血で染まっていく。
夏希「うぁぁ!!」
背中に鋭い痛み。
背中から何かが溢れだしている。
ーー…血、か。
そうか、私は斬られた。
だけど、だけどー…
まだ、諦められないんだから!!