第12章 《裏》恥ずかしいんですけど【土方十四郎】
夏希「こんのアホ副長!!!」
土方「……は?」
夏希「一人で抱え込まないで下さいよ!!
もっと……頼ってください。…皆を、
そして私をッッ!!」
土方「夏希ー…。」
私は力の抜けた副長を引きずり、
とりあえず裏道に座らせた。
副長は緊張感が解けて寝てしまった。
夏希「私が、倒してきます。
だから、待ってて…。」
そう言って額に口付けをした。
夏希「好きな人は、守りたいですから。」
そう言って立ち上がり、
怒りを乗せて刀を抜いた。
夏希「貴方達は許さないから…!」
そして、全員をぶった斬った。
その時、私は重症を負っていて、
意識も朦朧としていた。
でも、でも…副長を…!
私は、
持ってきていた応急セットで副長の怪我に処置を施した。
夏希「これ…で…よ………し…」
ホッとしたその時、私の意識は途絶えた。
それから、私の告白を聞いて喜んだ挙げ句私を好きになったと言う副長は、
私にベッタリくっつくようになった。