【おそ松さん】歪んでいるというには、あまりにも深く
第2章 ただ欲しいだけです
「チョ...ま...つ?ああっん!」
言葉を紡ぐ前に奥深くを突かれて、言葉が喘ぎ声に変わった。
その名前は、知っているようで知っていない名前だった。
トド松くんに似ていて、名前も似ていて、他人だなんてそんな偶然あるはずがない。
「あ...!んんっ!!だ...れ...んんっん!」
グチュグチュと暴力的に中を突かれる。
言葉を発する事さえも許さないとでも言われているように、何度も何度も奥深くを...。
「あやちゃん!ずっと、はぁっずっと...僕は...あやちゃんを...!!」
名前を呼びながら、彼は、チョロ松くんは私の奥深くを突いた。
激しすぎてピリッと花びらが破れて、破れた所を抉られると痛みが加速していく。
それでも、私を真っ直ぐと見つめる瞳に身体がビクビクと反応する。
この人は...こんなにも私が欲しいんだ。
ピリッとくる痛み、それなのに奥を突かれるとやってくる快感。
痛みと気持ちいいとが混ざる。
ジャラジャラとうるさく鎖の音が鳴り響く。
「出す...よ...んっくぅ」
その一言に私は青ざめた。
薄い壁があるにしては、熱すぎるソレ。
はっとして叫んでみてもそれは、もう...。
「あっ!らめっ...!孕んじゃ...いやあああ!!」
絶え間ない自分から出る音は、もはや喘ぎ声というより叫び声だ。
そんな声が届くはずがない。
「助け...トドま...く...あっああ!」
手を天井に向かってのばす、目に見えるのは鏡に写る犯される自分ととれない鎖。もう戻れないと、嘲笑う現実。
「孕みなよ、それで僕のものに...!!」
「あっあああっああっ!!!」
壁を作る事を忘れて、胎内で弾ける白い蜜。
どろりどろりと私の花を汚して、もう二度とトド松くんの元へは帰れないこと思い知らせる。
「ふっう、うううっ...」
ボロボロと溢れ出す涙、全てが自業自得なのはわかっている。
記憶の片隅にトド松くんの言葉がよぎった。
【僕には5人の兄がいるんだ】
そう言って笑っていた姿が、鮮明に...。