第88章 ★特別章グリム童話★兄と妹【終】
兄は傷だらけになりながらも
陽が落ちないうちにお城に辿り着けた
正面から堂々とは入れない
裏からコソコソと侵入する事にした。
素手で凸凹としている城壁を登り始める
指の腹や爪が悲鳴をあげる
SHINOHARA
「ッ………」
痛みを必死に堪え…
なんとか塀の上にたどり着く
立つと城内がよく見渡せました
そして…少し眺めたあと、
城内へ降り…壁伝いに1つ1つ部屋を覗いて確かめていきます。
SHINOHARA
「…広すぎる……」
なんとなく無謀な事をしてしまったかと…
反省していると
暗い廊下の向こうから1人のメイドが歩いてきた。
SHINOHARA
「あいつに聞いてみるか…」
胸元から護身用のナイフを出すと、
タイミングを見計らってメイドを背後から羽交い締めにして
首にナイフを当てる
メイド
「……!!!」
柱の影に引きづる
SHINOHARA
「すまない、手荒な真似をして…
君に聞きたい事がある。
今日この城へ連れて来られた妃は今どこにいる?」
メイド
「みわさまの事…でございますか…( ;´Д`)」
SHINOHARA
「そうそう…どこにいる?」
メイド
「つ、つき…突き当たりを左に行った部屋にございます……( ;´Д`)」
兄はメイドを解放すると、
突き当たりを左に行った部屋へ向かう
走る足音が不気味に響く暗い廊下の先に…
少し豪華な扉が見えた。
SHINOHARA
「ここか!」
扉のドブに手をかけ勢いよくあける