第7章 この部屋はあたたかい(おそ松)
ベッドで身体を重ねるのは今日は2度目…
「あっ… はあっ… ゆいちゃんのナカ気持ちい〜」
彼のまぶたは眠たい時のようにとろんと下がっている…でも口角は上がっていて白い歯が覗く…
なんとも言えない色気のある表情に胸がキュッとなる…
「…ねぇ、ゆいちゃん…」
器用に腰を小刻みに動かしながらおそ松くんが私を呼ぶ。
「…んっ…どうしたの?」
波のようにじわじわと打ち寄せる快感に抗いながら返事をする…
「これからもさぁ… 一緒にこうやってえっちぃことしようね」
驚いて彼の瞳を覗きこむ…
おそ松くんは先程と同じ色気のある表情のまま、私を見おろしていた…
目を閉じるとキスが降ってくる…彼のにおいがした…
「うん… これからも…おそ松くんと一緒にえっちなことをいっぱいしたいな…」
そう伝えると
「はぁぁぁ〜 もう〜」
彼の腰を打ち付ける速度が速くなって、色々と大変なことになってしまった…
おそ松くんがどんな気持ちでそんなことを言ってくれたのか、私には分からない。
でも、彼と触れあう時間を大切に、笑顔で過ごしたいなぁと思っている…
「あっ… っ… きもちぃ… イク…」
目の前で彼が果てる…
いつものように一瞬で後処理をして、ベッドに倒れ込む。
うつ伏せに寝転がって枕の上に顎をのせて、いかにもひとしごとしたという表情をしている…
「ひとねむりしてさぁ、目が覚めたらなんか食べ行かね?」
「そうだね、何食べようかなぁ」
「う〜ん、チャーハンと餃子のあるとこがいいなぁ、あと塩ラーメンも」
「そんなのいつものラーメン屋さんになるに決まってるじゃん!たまには別のとこ行きたいなぁ」
「…はいはい、じゃあ目が覚めたらじゃんけんで決めるってことで、んじゃ…おやすみ〜」
そんな風にゆるくあしらって、おそ松くんはゆっくりと目を閉じた。
〜END〜