第8章 ~ネコ達、恋に大騒ぎ。~
虎『ぅぉぉぉ…
夜久さんと夏希さんは
きっともうすぐあーなってこーなって、
リエーフは夏休みにはあーしてこーして、
むぐぐぐぐ…お、俺も負けてられ~んっ!』
研『…犬岡、トラの頭、はたいてくれる?』
犬『え?先輩にそんなことしたら…』
研『いい、俺が許可する。
…どうせ今、何やったって、
トラ、何も覚えてないと思うから。
あ、でも一発だけにしといてよ。
衝撃強すぎるとホントのバカになる。』
犬『んじゃ、先輩命令ってことで…
失礼しまーす!』
ボガッ!
犬岡君の、
遠慮がち?遠慮なし?の一撃に
クラクラとよろめく山本君。
虎『いってー、リエーフ、何すんだよ!』
リ『え?俺じゃないっす!犬岡っすよ!』
虎『犬岡がそんなことするわけねーだろ!
先輩殴る1年なんて、
リエーフしかいねぇに決まってる!』
リ『ちょ、誤解ですって!
研磨さ~ん、助けて下さいよ!』
揉み合う二人。
それを止めようかどうしようかと
あたふたする芝山君や犬岡君。
福『どうする?止める?水かけちゃう?』
ひょうひょうと問いかける福永くんに
研『いいよ、水がもったいない。』
と、やっぱりクールな研磨君。
研『ねぇ、リエーフ、トラ、
それ以上バカなこと言ってると、
明日からもう、二人にはトスあげないよ?
それと、もりすけ君や夏希ちゃんに
あれこれ詮索したり、
変に気を使ったりするのも禁止だから。』
揉み合っていた性少年二人が
ピタッとおとなしくなったのを見て
福『セッターってすごい。
"トスあげない"っていう一言で
虎も獅子も黙らせる、猛獣使いだ。』
と福永君は感心したけれど、
お年頃の猛獣達の性欲が
それでおさまるわけもなく。
後ろからついて歩いてくる二人は
リ『俺は一足お先にオトコになるんで、
山本先輩も頑張って下さいっ✊』
虎『1年のくせにうっせーぞ!
俺が本気だせば、彼女の一人や二人、
あっという間にバッとむいて
ガッ、ズボッといって、一丁あがりだ!』
リ『それ、警察沙汰じゃないっすか?』
虎『違う!合意の上!
途中は優しくイチャイチャチュッチュして、
決めるとこはオトコらしくガバッとズボッと、
彼女は女の子らしく、アンアンで…』
…とかなんとかかんとか、
性春妄想エキスだだ漏れの
アホな会話で盛り上がっていました。