第8章 ~ネコ達、恋に大騒ぎ。~
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音駒高校、バレー部部室。
それぞれが新しい学年になり、
大型?!新入部員や
小型?!新入部員も入って、
黒尾キャプテンのもと始動し始めたばかりの
おなじみの顔ぶれの新チームは、
今日も凸凹、賑やかです。
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虎『研磨!』
研『なに、やだ、トラ、やめてよ。
汗拭く前の手で俺に触らないで。』
虎『お、俺、今そこで、見たんだって!』
研『ふーん。』
虎『"ふーん"じゃねーだろ?
"見たって、何を?"って食いつくところ!』
研『興味ない。早く帰りたい。
涼しい部屋でゲームの続きしたい。』
虎『研磨、お前ってやつはぁ、』
リ『なに、なに、山本先輩、どしたんスか?』
虎『おお、リエーフ!お前、新入部員なのに
なかなかいいコミュニケーション能力!
さすが俺の1番弟子候補っ!
1年に聞かせるには
まだちょっと早い話かもだけど、
お前には特別に…』
リ『カワイイ女子発見、的な話っしょ?
俺、声かけましょか?
汗かいた山本先輩じゃ、
近寄る前に逃げられますもんねっ!』
虎『ちげーわっ!てか、
弟子のくせに師匠に失礼すぎだろっ!』
リ『俺の師匠は山本先輩じゃなくて
黒尾先輩っすから(キッパリ)』
福『それは言えてる、グレーテル。』
虎『なに~、福永、お前どっちの味方?!
てか、グレーテルって、何だ?!』
研『…二人で仲良くマウントしあっててよ。
俺、先に帰る。福永、鍵、頼むからね。』
虎『おい、ちょ、研磨!』
リ『それより山本先輩、カワイイ女子…』
福『頼むからね…からね…からね…辛麺!』
虎『辛麺?なんで?!』
リ『辛麺?そういや腹減りましたね、
そうだ、山本先輩、
帰り、ラーメンご馳走して下さい。』
虎『なんでだよ、
お前の師匠は黒尾先輩なんだろ?
そんなことこそ師匠に頼め!』
こんだけ会話してるのに、
話はぜんぜん進まないままです(笑)