第14章 嫉妬とは、
そこには汗だくになってる翔くんが、
ゼーゼー言いながら私たちを見てる。
『ど、どうしたの?』
「はぁ…はぁ…どうしたのって…その
チューし、してないよね!!?」
え…そ、それでゼーゼー言ってるの?
あのスーパーアイドルがですか?
なんて思ったら笑えてきて、
『ぷ、はははっ!もう…翔くん』
「へ?」
「ヒャハハ…翔ちゃん遅いよ!
もう、さっすが翔ちゃん!」
「なに、二人とも(笑)」
翔くんは完全にポカーンとしてて、
またそれにも笑えてきて笑ってしまう。
「チューはしてないから!大丈夫!
じゃあ俺帰るけど…翔ちゃん頼んだよ?」
「あ、そうなんだ…よ、かったぁ…
うん。わかった。じゃあね相葉くん」
『あ、相葉さん!また』
"はーい"と言いながらキャップを被って
部屋から出ていった相葉さん
『はぁ…笑った。ふふっ…』
「か、帰ろっか…?」
『うん(笑)』