第14章 嫉妬とは、
ガチャンっ
『って入らない、の?』
玄関で止まってる翔くんにそう聞く
どうしたんだろ…
タクシーの中でもずっと黙ってたし、
『翔くん?どうしたの?』
「いや…今入ったら俺…
ちゃんのこと…」
『え?私のこと…?』
「…………襲うかもしれない」
そんな顔赤くして言われたら、
こっちだって…赤くなるじゃん…!
お、襲うかもって…///
「相葉さんと…飲みに行って…
ニノに手とか握られちゃって…」
『え、翔くん…もしかして…それで?』
なんて言うと翔くんはさらに顔を赤くした。
か、かわいい…(笑)
不覚にもそう思ってしまった自分がいた。
「もう…しないで…よ」
『ふふ…うん。もう、しない』
「……そっか…よかった」
『翔くん』
「ん?」
嫉妬されたけど、それはすごく嬉しくて
なんならもっと嫉妬させたいほど…(笑)
『………襲っても……いいよ』
「………え…?」