第14章 嫉妬とは、
《おつかれさまでした~!》
収録が終わり皆さんが歩いてきた。
やっぱりプロは終わってもそのままで、
ていうか本番も素だからなんだけど…
笑顔でスタッフに声をかけてた。
「ちゃ~ん!
このあと、飲みにいかな~い?」
それはまたもや相葉さんの声で始まり、
「え~疲れたよ~寝たい、オイラ」
と大野さんの言葉で終わった。
『ふふ(笑)どうします?相葉さん
私は全然いいですけど…』
なんて言うと犬みたいにしっぽを…
ってないんだけど(笑)振っていた。
「いいも~ん!
じゃあちゃんと二人で行く!
んで、チューしてもらうもんね~!」
相葉さんの視線は完全に翔くんで、
でも翔くんはなんかボーッとしてて…
チューしても…いいのかな?
ここにいる全員がそう思った。
「じゃあ本当に行くからね!
ほら、ちゃん!行こう?」
『え、あ、えっと…』
「翔ちゃんは忙しいみたいだし~!」
『………は、はい』