第7章 素敵な友と贈り物
あ"~冷や汗かいた。
Tシャツいるわ、もう1枚
〈久しぶり、翔くん
はい。コーヒー2つね?〉
そう言ってテーブルにコーヒーを置くのは
孝介の奥さんであり俺の同級生である、
"はるちゃん"
〈あ、彼女さん?〉
「っだぁ!だから、違うって!
もう、夫婦揃って同じこと言うなよ」
〈ふふっ…あ、はじめまして
はるっていいます。〉
『え、あ、はじめまして。です』
オドオドしてるちゃんも、
やっぱり可愛いと思えてしまう。って…
俺また、なーに考えてんだろ……
〈翔くん、ニヤけすぎよ?もう〉
「え、いやいや。嘘…俺ニヤけてる?」
そうちゃんに聞くと、
遠慮がちに彼女は頷いた。
〈ふふっ…翔くん、がんばって?〉
「え?な、なにが…」
〈ふふふ、ごゆっくり~〉
はるちゃんってなんか…
中学のときからこんな感じなんだよ。
ほんと、この夫婦には冷や汗かかされる。