第7章 素敵な友と贈り物
『カフェ…ですか?』
「うん、友達がやってるカフェで、
まだ1回も行ってなかったからさ。」
マネージャーに送ってもらって、1軒のアンティークな雰囲気のカフェに入った。
〈ん?翔?翔か!〉
「いらっしゃいませ。だろ?」
〈あ、悪い悪い。いらっしゃいませ〉
変わらないその明るさの男性は、
俺の中学のときの同級生である"孝介"
最近、奥さんとこのカフェを始めた。
〈にしてもギリギリだかんな?時間
仕事だったのか?〉
座った席に水を持ってきてくれた孝介
「ん、まぁね。個人の活動も多いから、」
〈なるほどね~
ま、ゆっくりしてけよ。
もう閉店だし、お客さんも来ねぇから〉
孝介を奥さんが好きになる理由がわかる。
って俺そっちじゃないけどね?(笑)
〈んーで?そちらは彼女さん?〉
「え?は?え、いや、ん?違うよ」
〈テンパりすぎだろ、翔〉
なんて前に座るちゃんにも
メニューを見せる孝介にも笑われた。
『専属で嵐さんのヘアメイクをしてて、
仕事帰りに誘われたんです。』
「そうそう!そうなの、うん!」
〈はいはい。
にしても翔のタイプの顔だけどな~〉
『え///』
「おい、ばかっ!お、俺コーヒー」
『えっと…あ、私も』