第3章 奇跡とは、-翔side-
そこには昨日の女の子がいた。
昨日、泣きそうだった女の子
俺の脳裏から離れなかった女の子
その子が今、目の前いる。
「あーれ?翔ちゃん固まったの~?」
相葉くんのそんな声さえ聞こえない。
おいおい、俺。しっかりしろよ
「翔さん、ほんと大丈夫?」
「え、あ…いや…ニノ、おはよう」
「ふふ(笑)…だいぶ前にしましたけどね?
まぁ、おはようございます。」
ニノの声でだいぶ落ち着いたけど、ど、
『あの、櫻井さん…あの……』
「え、あ、んぅ!!?」
「はっはっ(笑) どうしたの、翔ちゃん」
俺の変な声に寝てた智くんが起きて笑う
いや、思いの外ヘンな声が出てしまった。
「うん、うん、うん。俺大丈夫」
「どうしたんすか、まじ翔さん」
松潤、まじ、、助けてください。