• テキストサイズ

サクラ色のコイゴコロ

第21章 サクラ色の再会


〈ありがうございましたー!〉

コンビニでとりえず必要なものを買って
お店を出るとき頬に何か冷たいものが、


『雪……?』


空を見上げるとそこには雪がたくさん、
私の上を降ってきていて、


『初雪だ……』


なんて呟いてみる。
翔くんも見てるのかな?この綺麗な雪を



『あ、やばいやばい。行かないと!』

自分の仕事に気づき、また走ろうとすると…



「待って!」

どこかで聞いてことのある、
いや、一生忘れることのない声が
そして手が私のことを止めてくれた。



『……翔くん…』

「……これ、使ってください」


あのときは透明のビニール傘、

でも今日は臼ピンクのマフラー
"サクラ色のマフラー"


『……いいんですか?』

「はい、それと……よかったら

僕と付き合ってくれませんか?」



そう言って微笑む翔くんに、
雪が降るなか力強く抱きついた。



『喜んで!』
/ 125ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp