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サクラ色のコイゴコロ
第17章 "ごめん"-翔side-
タクシーに乗りながら考えてた。
昨日、俺以上に泣いたかもしれない
苦しくて、辛かったはずなのに
俺は彼女を選ばなかった。
そんな男なんだよ……ヘタレで、
ちゃんを守るなんてできない。
あんな細くて綺麗な彼女を守ることすら
できないのなら……
俺に付き合う資格なんてあんのか?
彼女を泣かせるようなこと……して、
「っ……っ…………」
いつのまにか大粒の涙が頬を伝ってた。
〈お客さん、着きましたよ?〉
決めたよ。 ちゃん
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