第17章 "ごめん"-翔side-
ガチャっ
「……おはよう」
翌日、俺は泣きすぎて目が腫れてて、
メンバーは一体何があったかと驚いてた。
「翔さん、さんと話しました?」
ニノがゲームをしながら俺にそう聞いてくる
ごめん、ニノ……できなかったんだ。
「…………う、ん……ちゃんとしたよ」
「ふ~ん…よかった、よかった」
「うん、迷惑かけてごめんね?」
「いえいえ?ワタシは全く」
ごめん、ニノ
あの電話の後もね行けなかった。
俺の好きはこんなもんだったのかな?
ガチャっ
「おはよ~」
「あ、えみさん……ってちゃんは?」
松潤がすぐ気づいたのはえみさんの存在
でも、いつも隣にいるはずの子がいない
「あ、ちゃんね……
ちょっと体調悪いみたいだからお休み!」
体調が……悪いって……
俺のせいだよね?
「ん?翔くん!なーにその顔」
「…………」
えみさんの声すら耳に入ってこない
「顔色……すごい悪いし、
目も腫れちゃって……どうしようかぁ」
ちゃん、ごめん……
「ごめん!ちょっと行く!」
「え、翔さん?」
バタンッ!
ごめん、みんな……たぶん今しかない
今行かないと一生後悔すんだよ。