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♡BLカフェ♡

第5章 送別会(4)


松本くんは複雑な表情で下を向き

黙り込んでいる。



一方の生田くんは清々しいくらい

良い笑顔で。





和「・・・なん、で」


今まで一番よく2人と一緒に

居た二宮くんが震えながら

そういう。


そんな二宮くんを見てもなお

笑顔のままの生田くんは


斗「ん?なんでって・・・なにが?」


そう言って更にとぼけた。



松本くんはこの空気に

居たたまれなくなったのか。


無言で個室を出て行った。



それでも引き留めに行こうという

素振りを見せない生田くんに


雅「追いかけなくてもいいの!?」


半ば泣きそうな顔の相葉くん。

でも、そんな相葉くんを見ても

生田くんは松本くんの後を追いに

行こうとはしなくて。


穏やかな笑みを浮かべて

右手にグラスを持ち

レモンサワーを飲んでいる。



和「っおれ、ちょっと行ってくる!」

我慢できなくなったのか

そう言って襖を大胆にスパンッと

開け放ち出て行った。


雅「あっ!待ってよ、かず!」

二宮くんの後を追って

相葉くんも出て行った。

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