第3章 怪盗2幕目『姉さんは人気者』
ネージュ「やっぱりあなた達だったのね。こんばんは」
レグルス『おっと……ミスネージュにミスターブラン、奇遇だね』
アルタイル『なんだ、お前らも来てたのか』
そう、ベリル姫の涙を狙っていたのはDoTのエージェント達だ。出来ればこんなやつらに大事なお姫様を会わせたくなかったが、この部屋はどうしても通らなければならない道だった。
ネージュ「ええ。ところで今日のシリウスはお留守番なのね…会えなくて残念だわ」
アルタイル『まったく…目の前に良い男がいるってのにチェリーにお熱なんてな。アイツのどこが良いんだか…』
レグルス『本当だね、少し妬けてしまうよ』
ネージュ「あら、彼の良いところなら私よりあなた達のほうが知っているでしょう?…それに、私はシリウスは勿論レグルスもアルタイルも好きよ」
レグルス『ありがとう、嬉しいことを言ってくれるね。これでターゲットがかぶってなかったら良いのだけど…』
ネージュ「……さて、どうかしらね?」
アルタイル『これは絶対かぶってるな…どうするリーダー?』