第2章 Q1、封印の洞窟
一歩足を踏み入れると…
足の踏み場となる階段から、天井まで全てが青白くきらびやかに輝いていた。
なるほど…
確かにこれはきらびやかだ。
カルマ「なるほどね…こりゃ確かに幻想的だ」微笑
渚「うん!きらびやかで幻想的だよね^^」
そう言って、笑いながらその幻想的な景色に見惚れていると…
カルマ「ま、あっちに居るふさわしくない奴等もいるけど」
がぁん!
指さしながら言った瞬間、たらいがカルマ君へ降ってきた。
誰かを見下すと、著しく運が下がるカルマ君特有のバグだ。
無論、その指さす先には…
前原「掘れ掘れ!!」
岡島「ぐへへっ外に売ったら何万になるだろうな!?」
片岡&中村『やめんか!汚らわしい!!』
どごばきずごっ!!!!
醜い行動を起こす人達と、争いが始まっていた;
杉野「気持ちはわかるけど、なあ…?;」
渚「うん^^;」
何故だろう…苦笑しか出来ない。
磯貝「お、落ちてる石だけなら…」ぷるぷる
渚「必死に葛藤してる!!!!;」
カエデ「その辺に落ちてる石ぐらいなら大丈夫じゃない?」
殺せんせー「ええ。私も外に持ち出してみました」
渚「持ち出したの!!?」
殺せんせー「ええ!先生も生きるのに必死なんです!!」ずいっ!!
女子『先生、さいってー!!!!』
無論、言うまでもなく女子たちから大ブーイングを受けていた;(汗)
殺せんせー「話しを最後まで聴いて下さい!!;(あせあせ)
外に出すと
光輝くのをやめて「真っ黒な変哲もない石」に戻り、死んでしまったんです。
おそらくこういった発光現象は、封印されているものの魔力による影響だと思われます!」
岡島「なんだ」しょぼん
前原「売ることは無理だな」溜息
片岡「いい加減にしなさい!!!・・」激怒
どごぉっ!!!
殺せんせー「つまりを言うと…
相当のものが、封印されているということです!!」
その言葉に、僕らはそろってつばを飲み込んだ。
緊張したのもある…
よほど大きな存在だと、この洞窟自体が証明していた。
磯貝「…記念にもらっておこう」
『イケメンだ!!』
お金にならなくとも、清い心で石を拾うのは流石だと思った。