第3章 Q2、襲撃!五英傑!
渚「つまり
魔力の流れを制するっていうことは…
属性の変化さえも制することへ繋がってるってこと?」
「ん~。
ごめん、説明が下手だったかも;
魔力を集める→詠唱を頭で念じながら「ファイア」と唱える→ファイアが出る
この流れの中で、詠唱を取っ払うんだ。
正確に言うと、最初に無詠唱しながら魔法を出す際には「ファイア」って頭で念じないとできないんだ。
それから何度も繰り返していくと徐々に慣れてきて、念じなくても思い浮かべるだけで撃てるようになる。
最終的には念じなくても、出そうと思って魔力の塊を放つだけで撃てるようになるんだ」
速水「つまり、魔力から属性の変化をものにすることで念じなくても出せるようにして
そうすることで全属性を同時に出そうと思えば、それが具現化されるようになるってことね」
千葉「その属性の変化も込みで「魔力の流れ」と判断されているってわけか」
「それも含めて「魔法」だから。
それを全属性を同時に放とうとすることで、全属性が合一化された魔法として放てるんだ。
そこまで辿り着いて、ようやく「魔法の奥義」と呼ばれるようになるってこと」
その言葉で、ようやく僕らは全部を理解して納得した。