第2章 私は怪しい団体に入団することになってしまいました
私はもうそんな賑やかな声はもう聞こえなくなっていた……
足元がおぼつかなくなり、ついに倒れてしまった
『ご主人!!アレ!アレ見てください大変ですよ!』
「ハア…今度はなんだよエネ。」
『女の子が倒れてます!!ほらあそこに!!』
「冗談だろエネ?おいっ…てっ」
誰かが駆け寄ってくる音が聞こえた
誰だろうか…
「オイ、大丈夫か!?オイ!?」
倒れていた所を無理起こされた
虚ろな目を開き前を見てみると、視界がぼやけて前がよく見えないが、その声の主はさっきの男の人のようだった。
「……。……!!……、」
私は何か言おうとしたが、声にならなかった。