第8章 ほしあい〜佐助〜
三人はしばらく縁側に座って話していた。
「にしてもよ、佐助。あの女が本当に好きなんだな?」
「ああ、好きだよ。だけど、こうやって会えないと結構寂しいんだよ。」
「義元様に頼んでみたらどうかな?」
小梅が出した案に嫌そうな無表情で表す佐助。
「あのな、小梅。義元は、佐助とよく似ていて似てないからダメだ。」
「幸、それフォローになってない。」
「ふぉろー?なんだそりゃ?」
「また出た。佐助さんの意味がわからない言葉。」
と突っ込む小梅。すると、小梅は立ち上がって
「まあ、ねだってみる。」
と言ってどこかへ向かった。