第8章 ほしあい〜佐助〜
野原に着くと、そこには月と愛しい日和の姿があった。
「・・・・っ。」
佐助は、その姿に息を飲んだ。
美しい月が、愛しい日和を照らしまるで、日和は、天女のように見えた。
日和は、佐助に気づいた。
「佐助くん!」
「日和さん!」
佐助は、日和を抱きしめた。
「佐助くん、痛いよ・・・?」
「あ、ごめん。嬉しくて。」
佐助が日和から離れようとすると、日和はぎゅっと佐助を抱きしめた。
「日和さん?」
「私も寂しかった。だけど、今はとても幸せ。」
日和は背を伸ばして佐助に口付けを交わした。