第31章 捕らわれた未来(4)※R18※
「……こんなに濡らして、そんなに気持ちいいの?」
わざとぐちょぐちょと音を立てながら俺が言うと、すっかり素直になったひまりはしがみ付き
「…き、もちっ……い、いの」
もっと……と言うように自ら腰を動かし俺の指を咥えこむ。
(もっと、甘やかしたい)
淫れる姿をもっと見たくて、俺は指を一旦抜き、ひまりを押し倒すと、そのまま両足を持ち上げトロトロになった蜜壷に顔を埋める。
(甘い……)
溢れ出した蜜を舌で絡め取ると、更にまた新しい蜜が溢れてくる。
「だっ、め…っ…あんっ」
足を閉じようと捩るひまりの腰を掴み、今度は赤く腫れ上がった突起を吸い上げ舌先で何度も弾く。
「あぁっ……!」
「……ひまり、こうされるの好きだよね?」
「やっ……そ、ん…いっちゃ、はぁっ」
ひまりは恥じらいながらも、快楽を求めるようにビクビクと震え腰を揺らす。
「もっ……いっ、ちゃ…はぁっ、……やあぁぁぁっ!!!!」
気をやったひまりは大きく仰け反り、ガクガクと足を震わせ、荒い呼吸を繰り返す。
「……ひまり……次は?」
一番聞きたい言葉を求めるように、口づけをする。
家康が欲しい……
褥の上で絡み合い、何よりもあつい熱で触れ合う。
「…っ、はぁ、……いえや、す」
「ひまり……も、少し力…抜いてっ」
「…はぁん、…っ……あんっ」
「く、っ……っ……」
ぐちゅぐちゅ…っ。
「…いえや…す、…だい、すきっ…」
「…っ……ひまり」
お互いの肌を溶かしながら、ぬくもりを確かめ合う。決して口には出さず行かないで欲しい、とひまりは身体で俺に伝える。
「待ってるから……」
代わりに溢れたひまりの言葉と一筋の涙は、いつの間にか俺の中の不安をかき消していた。